かんしゃく持ちの子ども もしかしたらHSPの子ども版 HSCかも?
こんにちは、ひまわりこママです。
現在小1の長男はかんしゃく持ちで苦労しました。
子どもの成長には様々な挑戦がありますが、中でも子供のかんしゃく(癇癪)に悩んでいる方は多いのではないでしょうか?
かんしゃくの背後には、意外な要因が隠れていることがあるのです。それが、「ひといちばい敏感な気質」、つまりHSC(Highly Sensitive Child)かもしれません。
HSCと聞くと、内向的でおとなしいイメージを持つ方もいるかもしれませんが、実際には非常に多様な性格を持つ子供たちが含まれています。
HSCの中には外向的で好奇心旺盛な子供もいれば、初めての経験を楽しむために癇癪を起こす子供もいます。
ここでは、HSCとは何か、なぜ彼らが癇癪を起こすことがあるのか、その理解から始めてみましょう。子育ての新たな視点が見つかるかもしれません。
我が息子の幼児期の育てにくさヒストリー
我が息子の成長過程を振り返ると、乳幼児期から外部刺激に対する過敏さが目立ちました。
義実家帰省や旅行先でのギャン泣きや理由不明のかんしゃくは、単なる人見知りや一時的な問題ではないと感じていました。
2歳のとき、旅行先でのかんしゃくは特に印象的で、ランチ先での行列に並んだ時のかんしゃくが強烈でした。
2児の先輩ママである義姉もあらゆる方法で泣き止ませようとしてくれましたが、ひどくなる一方で声を荒げて泣き叫ぶのは収まりませんでした。
夫ももちろんこの状況だとお手上げ。
何度もトイレに連れて行ったり、抱っこしたりあらゆる原因を考えましたが、どうしてかんしゃくが起きたのか、理解できずに困惑しました。
年中のとき(5歳)が癇癪のピーク 登園拒否やチックもあり
5歳(幼稚園年中児)の夏が息子の癇癪がピークの時期でした。
そのときはコロナ禍(デルタ株流行)真っ只中。
登園停止が頻繁にあったり、預かり保育で年長さんで暴力的な子がいたことが大きな原因だったと思います。
この時期はかんしゃくが朝や夜に週3ぐらいで発生。
フルタイムの仕事で19時すぎに帰ってきた後、平均1時間半のかんしゃくが始まるともう夜は何もできず。
そんな日々が続き、母親のわたしがメンタル不調に陥りました。
大声で泣き叫び、親の声や視線にも反応しなく、全身でパニックを起こしている感じ。
そんな息子の状況がとても恐ろしく、その場から自分が少し離れることなんてとても
考えることはできませんでした。
息子を無理やり抱えて外へ締め出したこともあります。
今思うとよく児童相談所に通報されなかったなと思います。
嵐がきたと思って過ぎ去るのをひたすら耐えるしかない。
悟りの境地に達していったわ。
そうだったのね。
子どもの泣き声ってただでさえヒヤヒヤするのにね。
わたしはマンション住まいだけど、苦情が入ったことあるのよ。
たまたまかもしれないけど、ひまわりこママは戸建て住宅を選択してよかったね。
イヤイヤ期?発達障害?どれもしっくりこなかったらHSCかも
保育士試験の勉強中に発達について理解を深める機会がありました。
発達障害についてネットで調べていくと、HSCについてのブログが目に留まりました。
気になりさらにググっていくと、息子にはほとんど当てはまりました。
発達障害は共感性が低いというのがどうも引っかかり。
息子はむしろ相手の気持ちを読み取りすぎて自分の気持ちより優先してしまうところがあります。
HSCとは、ハイリーセンシティブチャイルド(Highly Sensitive Child)の略で、「ひといちばい敏感な子」という訳されています。
これは子どもを指す言葉ですが、大人は、HSP(Highly Sensitive Person)といいます。
このHSPという概念はアメリカの心理学者、エレイン・アーロン博士が提唱した言葉として知られていて、HSPは後天的なものではなく、生まれ持った気質だということが分かっています。
HSP……
繊細さんという言葉は何となく知ってたけど、まさか子どもにもそういった概念があるなんて知らなかったわ!
日本では、明橋大二氏著書の「HSCの子育てハッピーアドバイス HSC=ひといちばい敏感な子」を通じて、HSCについてわかりやすく説明され、認知度が高まりました。
実際、日本では約5人に1人がHSCとされ、その数は決して少なくないのです。
HSCと非HSCは赤ちゃんの頃から反応に差が出ることがわかっています。
非HSCの赤ちゃんでは平気な刺激でもHSCの赤ちゃんは泣きだしたり、目を覚ましたりします。
HSCという考えに出会えたことがまさに保育士試験受験の最大の収穫かもしれない。
もっと早くに知っていたら、家族がこんなに苦しむことはなかった。
少なくとも癇癪の対応方法ついては妊娠中に知りたかった。
離乳食講座だけでなく子どもの発達(発達障害ASDやADHD)についても教えてほしかったな。
癇癪が起こりやすい状況の分析
癇癪の対応方法として親は別室へ行って冷静になる時間をとりましょう。
そんなアドバイスも見かけたけど、とても実行できる感じではなかったのよね。
特にかんしゃくが起きる時間帯は我が家では朝や夜に集中しています。
これは家庭ごとに異なることもあるかと思いますが、我が家の経験から、お腹がすいた時間帯がかんしゃくのトリガーである可能性が高いと感じました。
癇癪が起きそうなときは好物のお菓子をさっと差し出すことを心がけました。
このアプローチによって、かんしゃくの鎮静化に成功することが増え、子どもたちの安心感も高まりました。
また、普段の生活で自分の気持ちを言語化することを促し、意識的に訓練しました。
その成果もあり、年長になってからはかんしゃくの頻度は減り、時間も短くなりました。
かんしゃくに悩んでいるお母さん。
明けない夜はない!!
少なくとも成長に伴ってかんしゃくは減っていきます!!
もし癇癪が長期化している場合は以下の相談先にSOSを出すことをお勧めします。
・児童相談所
・子ども家庭支援センター
・市区町村の児童家庭相談窓口
・児童発達支援センター
HSCについて理解が深まる書籍
HSCを理解する為に1番最初に読んだ本です。
マンガなので内容が入っていきやすく、夫にも読んでもらいました。
HSCについて一番スタンダートな本です。
この本で救われた方も多いと思います。